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【TOKYO】 鬼平とシリコンバレー

  • 2007-09-29 (土)
鬼平犯科帳は私の好きな映画のひとつである。 あの吉衛門の出ているやつだが

見ていて、組織の動かし方が、実にシリコンバレー的であることに気付く。

人的つながりが、ネットワーク的であること
一番ふさわしい人間に、仕事を任せてゆくこと
プロジェクトチームで、未然の対応を進めてゆくこと
過去にやったことより(例えば昔は盗賊であったとか)これからできることに重きを置いていること
直接現場から情報を取ってくること
指揮者(長谷川平蔵)と、末端のコミュニケーションが直接であること
盗賊が事を起こす前に、処理をしてしまうこと

信頼関係を裏切らないことを、トップが率先して見せること
家庭を基本として、組織として動いていること
自分も、もしかすると「犯罪者になりうる」という、自他同一の人生観を持つ

江戸という時代の背景と、長谷川平蔵の活躍の仕方を良く見ると、シリコンバレーのビジネスの展開(もちろんシリコンバレーのビジネスは犯罪がらみではないが)とが重なって見える。 このことは「人」を扱う上でのポイントを、長谷川平蔵が良く知っていて、それは多分「グローバルスタンダード」と呼べるものなのだと思う。

日本の映画の中で、世界に出してその思想背景を理解してもらえる作品だと(私は)思う。  時代劇チャンネルというケーブルTVでこのような作品が見られるのは、うらやましい。 さすがTOKYOではある


 

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