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【Smart Grid】ExelEnergy(Colorado)

  • 2009-05-17 (日)
スマートグリッドは、電力源の多様化に伴って、その必要性と緊急度が上がり、今回の経済再活性化法(ARRA)でも積極的に取り組むことで40億ドルの開発予算が割り当てられている。

Colorado州にある電力供給会社EcelEnergy社は積極的に風力エネルギーを採用しメーカーと協力しながらSmart Gridの開発を進めている。Colorado州のBoulder市はSmart Grid Cityと呼ばれるほど、行政も巻き込みながら積極的に取り組んでいる。

Smart Gridに技術は、個別の電力利用データの収集(検針)、データ集積による電力状況把握と予測、安定供給の確保にある。EcelEnergy社では風力発電の採用だけでなく、Ford社のプラグインハイブリッド車の試験利用で電力供給がどのように変化するかも調査している。John Bryan氏の説明では、電気自動車はコストが安い。ガソリン車がマイルあたり¢20に対し¢2。しかし充電のための電気量は短時間で集中すると、ものすごい負荷である。これを平準化するのがポイント。夜間電力を使う場合でも、太陽電池を利用している場合には過負荷になる可能性がある。Bryan氏は車をひとつの電源とみなすVehcle to Grid(V2G)という考え方を提唱し、プラグイン自動車も含めた電力源の最適化を試みている。

まだ検討が始まったばかりではあるが、ある特定の地域で実地データを取りながら、官民一体となってSmart Gridに取り組みが進んでいる。

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