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研究所の基礎研究から、テストサンプルの作成

  • 2007-06-01 (金)

研究所の仕事

研究所というのは、基礎研究をするところであるけれど、MOのような電子基材についてはある程度の製造技術が必要である。
その技術とは今回のMO開発では「張り合わせ」であった。 その評価基準は「耐久性」であった。 実は我々がMOの取り組みをしていた頃の規格は、貼り合わせたメディアが、最終商品になる予定であった。
であるから、貼り合わせにどのような接着剤を使うかということが、大きなポイントとなった。

テストサンプル

研究所は横浜にあり、MOディスクの基幹技術である、樹脂の選択と成型、貼り合わせ接着剤の選定、MO記録膜の形成、いずれも高いレベルの技術を持っていた。
その研究開発メンバーの中心人物が、現在、三菱化学の社長になっている、小林喜光氏である。
そして、IBMはドライブメーカーとして、メディアメーカとの協力体制の下に、開発を進めるべくMOを手がける各社に声をかける。
各社はそれぞれに知恵を絞りながらテストサンプルをIBMに提出する。
IBMは藤沢工場、大和の研究所から人を出し、米国の拠点はSan Joseの研究所であった。

1986年のある日、サンプル合格の知らせが入る。 そしてIBMは、工業化までのプロセスも考えるように指示を出す。
我々のいた、岡山県の水島工場が製造拠点に決まったのはIBMの連絡が来てから、半年後のことであった。
工場は、研究所の研究ではなく、工業化への「開発」という観点で仕事を進める。
バトンタッチのときであった。

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Comments:1

小林喜光 2007-06-27 (水) 00:17

八木さん

MCCの小林です。お懐かしい。 近況知らせて下さい。
昨日、株主総会終了し、貴殿のブログに偶然遭遇しました。

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