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【本】 Web2.0的仕事術 丸山学著

  • 2007-12-05 (水)
読んでいるときには分かるが、応用が難しい本

Web2.0的仕事術.jpgWeb2.0的仕事術 他人の力をフル活用して稼ぐ方法という本を今年初めに買った。 再度読み返して、言っていることがわかるが、やるべきことが見えないという状況には変わりがなかった。 そう思っているうちは、Web2.0は使いこなせていないだろうなと、不思議と納得してしまう本である。

シリコンバレーでのビジネスが、いろいろな仕組みや、ツールの議論から始まるのに比べて、ツールはごくありふれているし、著者は特にハイテクに詳しいわけでもない。 ごく普通に、行政書士の仕事をしている人である。 なぜ、その人がこのような本をかけるかというと、ビジネスに対するセンスなのだろう。

Web2.0は強者の味方、というのはロングテール理論からは出てこないはずだが、e-Commerceも、現場活用が一番成果を上げたことを考えると、納得できる。 このことは、日本の企業の生産効率を上げるためのツールがITであるということと同じである。 ホワイトカラーの生産性が世界でも低いレベルの日本が、今後生活レベルを維持しながら、生き残るためにはこの生産性を上げるしか方法はない。 この本を読んでいると、そうやって掛け声をかけている自分が、空回りしている姿にすら感じられる。

昨日のブログの集合知にしろ、全員参加型のTOYOTAウエイにしろ、それぞれの思惑をWin-Winに構築できる力は、重要である。 人間は、信じあった方が「結果として」相互繁栄とつながるという、囚人のジレンマの研究結果がある。 このことは、未来が信じられるという点において、画期的な発見だと思う。 信じた結果が、実りあるから、信じる社会を維持することができるわけで、それが、伝わることが、いい未来という成果になるのだから。

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