【SV】 Graig Newmarkの挨拶

UC Berkeleyの卒業式で、Graig Newmarkの挨拶（祝辞）があった。　2008年5月13日　Berkeley　Greek Theaterにて

 

Graigは１９９５年からCraig's Listをスタートした。実に、なんの変哲もない「Classified Ad」 であり、一部の米国の大都市での求人とアパート探し以外は基本的にコストはかからない。
この影響で、San Jose Mercury Newsは昨年広告部門がなくなり、現在では新聞は実にスリムになってきた。　ここだけに限らず、新聞広告の受けた影響は大きい。

昨年、我が家の引っ越しの時に、処分に困ったもの（自家発電機、Garden Chair、芝刈り機、コンプレッサーなど）Craig'sListに出すと、ものによってはすぐ引き取り手が現れ、我が家の不要品を持って行ってくれた。　地域密着のお役立ちサービスである。

創立以来、ひたすら「地域」「ユーザー」を中心としたビジネスを続けている。Craigの話は、全く実直な実業家の話であり、彼自身は会社でのPositionは　Customer Service Representative & Founder (お客様担当兼創立者） なんという役割に特化した表現だろうか。　 (日本でもCraig's Listが開設された。　東京のページ）

ビデオは、周囲のノイズや、空からのヘリコプターの取材などもあり、聞き苦しいかもしれないけれど、Graigの人間的な部分はつかんでいただけると思う。 本人のこの祝辞ブログ感想はこちら

折しも、eBayとCraig'sListは、訴訟関係になっている。　ひたすら、脇目もふらずにCommunity志向できたCraig'sListが、商業世界での成功を受けたeBayから訴訟を受けるという「おかしな」構図である。　ユーザーサイドは誰を応援するか明確だけれど、Craigの戦い（方）も目が離せない。