【SV】 TiECon2008 山田眞次郎社長の話

TiECon 2008の二日目　日本人KeyNoteに山田眞次郎さんが来られた。

以前からお名前だけは伺っていたけれど、実際にお話を伺うのはこれが初めて。
私の尊敬する、エンジェルキャピタリストの平強さんが山田さんを紹介するところから
始まる。

山田さんの英語は流ちょうで、わかりやすい。

Engineering Process Architect（EPA)という手法で、製造プロセスを劇的に短縮した。（従来45日間かかっていた金型設計プロセスを45時間に短縮した）
この技術を駆使して、職人の持つ「わざ」をデジタル化して、プロセス改善に応用する。

開発の経緯を伺うと、45日間の設計プロセスを６日間までは古参の社員にやらせ、古参の社員に、もっと短くできないかと相談したら、みんなが「できません」というので、若手に任せたそうだ。　そのときのブログを見つけたので、ここにLinkしておく。




顧客は日本を代表する製造メーカーが軒並み名前を連ねる。
日本の強みを、しっかりIT化して、世界でも通用する手法にまで発展させた力は、並外れている。
TiEConでの日本人起業家に話としても、すばらしい中身であった。

この会社の発展のキーはという質問に対しては、若くて、経験はなくともよいが、頭のいい人が重要だと指摘していた。　最近採用した大卒が600名、そのうち25％が東大卒だそうだ。　（まだ未上場ながら、東大生が集中して入社する企業のNo.1らしい）









講演が終わった後、楽屋裏で名刺を交換させていただいたが、温かい人柄の中に、筋の通った厳しさが感じられた。
このビジネスは、世界をリードしてゆくということを確信した。
平さんとのQ&A

TiEConでのKeynoteの選定は、起業家のための教育という側面が大きい。　日本人起業家から、このように世界に発信できる人が参加するようになったのは、すばらしいことだと思う。

平強さんの、TiEConのチャーターメンバーとしての支援のブログはこちら