- 2007-07-20 (金)
今回、Optimization(最適化)というテーマで、IrvineとSilicon Valleyで講演会を開いた。
Irvineはお手伝いに、Silicon Valleyは主催者側で担当した。
結果として、非常に有益な情報が得られた。
ひとつは、最適化の対象を「働く人」に置くことが、ものすごく大きな意味を持つということ。
最適化の評価指標が「働く人」の喜びであったり、収入であったり、スキルの向上であったりすること。
これは、本来の日本型経営の根幹だったのかもしれない。
そして、もうひとつは、知的ツールや手法はいくらでもある、しかし「最後までやり遂げることが一番重要」であることを、参加した皆さんが理解したこと。
実はこのことが、見かけ上一番難しいことなのだが、実は「最適化」の対象が「働く人」であれば、抵抗勢力が無くなるということと裏腹であるという説明で納得。
そして、米国にいる日本人でも、Silicon Valleyにいる人は、話を聞いたあと「だから、どうするの」「私は、これをするけど」という距離がえらく近いことも実感。
講演会がお開きになった後、Hotelのバーで演者が質問攻めになるくらい、食らいついてくる。
これならば、今後の展開をシリコンバレーから始めるというシナリオが考えられる。 楽しみだ。
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Comments:1
- noriyukiokada 2007-07-22 (日) 02:14
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会にご招待いただきありがとうございました。
私は今回の講演の文脈でしか最適化に関して考えていないので多少偏っているかも知れませんが、今回の社長さんの会社のケースでは、(1)全ての業務を社員が閲覧・共有できるようにデジタルデータとして「見える化」することの単純な労力(日報を付ける、記録を写真でとったりスキャナで読み込んだりする)と、(2)「この業務のことは山田さんに聞けば分かる」というような業務のオーナーシップを個人から奪うことへの反発を乗り越えて、トップ経営者がITによる業務最適化の効用を信じて実行し切ったことに意義があると感じました。
私のようにWeb2.0の世界でやっている人間でも、社内業務をWikiで共有することでさえ難しかったりします。全員が「見える化」を実践しなければ意味がないところを、簡単に脱落者が出るからです。「Wiki見てないの?」「忙しいから見てない。オレのやる仕事はマネージャーから指示が来るし」など。一度強制力を作り出し、新たな業務フロー(生態系)として動き出すまでに注がなければならないエネルギーは膨大です。
結局、ITによる業務最適化の効用を一読了解でピンと来る経営者に働きかけて、それぞれの経営者が強い信念で実行していくしか社会全体が最適化していく方法はないのかなと思います。IT化がどんどん進み、より人間らしい生き方と働き方が研究されていく中、今回のケースのような社員がハッピーになれる会社は増えていくでしょう。例えば50年後とかにはこういった、個人が有機的に動き繋がる労働形態は常識になっていると思います。このことに気づいた経営者のいる会社からハッピーになっていくのだと思います。
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