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【本-11】 過剰と破壊の経済学 池田信夫著

  • 2008-06-05 (木)
この本の帯には、未来は予測できる!と書いてある。

過剰と破壊の経済学.jpg過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? (アスキー新書 042)

この本の、帯は間違っている。 未来は「わからない」のである。 だからシリコンバレーには「わからない未来なら、自分で作ってしまえ」という人たちが集まる。
Steve Jobs,Gordon Moore,Andy Grove,Marc Andreessen、Linus Topals... 

本の話に戻そう。 池田信夫氏はアルファブロガーとして知られている人で私はBlogを読ませていただいているが、文章がうまく、視点がすごくFairである。 日本のなかで生きてゆくには大変だろうと思うが、しっかり情報発信を続けている方で、私もとても触発される。

このブログ、そしてこちら、日本にも可能性があるから未来を信じて、作ろうではないか。 さもないと、自分が主体として関与している「世界」に自分の意志が欠けるというゆゆしき事態になることを池田氏は見通している。 技術は、使ってなんぼの世界、しかし、人間の創造性は、無限というか「自分次第」

この本は、21世紀に入ってしまった我々が、改めて自分たちの基軸を見直せる本である。 この本と併せて、アルビン・トフラーを読み直すと、歴史の中で、今我々がどこにいるか、見えてくる。 おいおい続きを書くことにするが、事実の体系化がわかりやすく、よくまとまっている本である。

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