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【復刻】 067 情報の価値 その2 19990117

前回は、情報のコストを中心に情報をお送りしましたが、今回は情報の活用について、ご説明したいと思います。情報の価値は、使いこなしから生まれると言うことです。当たり前なのですが、意外と日本の社会では理解されていないのではないかと思うことがあります。

情報の価値とは何だろうか
価値ある情報とは、今までとは異なる考え方や、事実ということが言えると思います。誰もがそうは思っていないこととか、珍しいことあるいは新規の発見や発明など、ほかと違うことが価値を生み出している源泉です。では、それがどうして価値を生み出すのでしょうか。これは世界が新しいものは、価値を生み出すと信じているからです。その価値観とは、より便利になるとか、より楽しくなるとか、より効率的になるとかいろいろです。最近は、同じ物がより安く出来るというのも大きな価値になっています。これは、使う人が得をすると思えるかどうかで、決められる要素が大きいです。そうは言うものの、独占商品は必ずしも、そのような傾向は出ずに、独占した人達の力に支配されることが多いように思います。米国は独占している事業に関しては、政府が競争原理を持ち込むことでそのような国民の不利益を防ごうとしているように見えます。特に、通信の分野は早くから競争原理を使いながら、現在のようなコスト構成を持ち込みました。
これは私の私見ですが、日本の国際競争力を高めるためには、もっとインフラのコストを下げる必要があると思います。インフラコストを下げて行けば、名目賃金で買えるものが少ないという、中流階級の不満は少しずつ解消するでしょうし、生活の質が向上すると思います。

価値を生み出す仕組み
では、情報から価値を生み出す仕組みというのはどうなっているのでしょうか。それは、その情報を見た人のひらめきというかインスピレーションというものであることもあると思いますが、そのいずれでも使う人がいるということだと思います。その人が、事前に深く考えていればいるほど、また必要と考えていればいるほど、それらの人達には大きな価値を生む手段になるわけです。もちろんその時に、どれだけ早くその情報を手に入れるかということも、価値の一つです。すなわち、情報には、内容とスピードという2つの要素がある事になります。これらは使う側から見た価値なのですが、情報を持っている人から見ると少し状況は異なります。

利用してくれるところに集まる情報
情報(を発信する)立場からすると、使ってくれるところに行くのがいいわけです。それに対して、情報を使う側は、早く、深く考えているほうが、価値を大きく出来るわけです。そこで、情報を使うには必要な組み合わせ、というのが出てきいます。それは、いろいろな人に、幅広くという発信者が望む事柄と、使ってくれる人は深く考えた人か、インスピレーションの豊かな人という、2つです。発信者から見れば量が多い程良い、使う側は質が良いほど良いということになります。そうすると、量を多くするには、いっせいに配布できるのが良いことになりますし、質を上げるには異なる考えや分野の人々に配布するのが、良いということになります。それも短時間に行うことが重要になるわけです。ここで、量から質の転換という現象が起こります。変なたとえですが、旅客機が発明された当初、乗客はほとんどが飛行機酔いになったといいます。それで、今でも飛行機の座席の前には必ず袋が用意されていますが、現在ではその袋を使うような飛行機酔いの人にはほとんど、お目にかかりません。それとか、車の運転など、現在ではやすやすと出来る人達が圧倒的になりました。これらは、体験した人達の数がある量を超えたところで、人間の(体)質が変化したものだと思います。それが、量から質への変化ということになります。

質と量を同時に処理するために必要な仕組み
この、質と量を同時にこなすには、多様性を認めるということが、有効で、そしてもっとも早く達成する方法だと思います。すなわち、まず量を次にその中から質を選択して行けば良いわけです。幅広く情報を伝達し、質の良い人に使ってもらう。そして、その成果を消費者が利用して、満足や利益を得るということと結びつくわけです。そのための手段が通信でありインターネットというインフラだと思います。そしてそのプロセスの結果が、ビジネスではないかと思うのです。ですから、インフラというのはそのための手段ですから、そのコストが安いということは、本当の意味で情報の利用がやりやすいということになり、ひいてはそれがビジネスを活性化する大きな原動力になるのだと思います。そうすると、通信事業というのは、通信そのもので利益を得ることより、それを使った部分で新事業を起こすことに注力することが、国というより大きな視点から見た時に、通信という単独のビジネスよりも大きな事業を呼び起こし、国としての活力を生み出すことになると思うのです。

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