- 2008-10-05 (日)
LEDの改良は近年著しい。 明るさ、用途開発、いずれも既存の照明器具に遜色なくなってきているばかりか、応用範囲に広がりを見せている。 特色はもちろん、低電力消費、長寿命、でも価格はようやく手の届く範囲という感じ。
そのLED業界の会議が、9/29-10/3までSan Diegoであったので、参加してきた。 参加者は世界中からで、450名ほど集まった。
会議に参加して気がついたことは、3つ。
1.米国の規格を決めるリーダーの一人は、Yoshi Ohnoさんで、日本人。(すばらしい! 元松下電工の照明研究所、現NIST)
2.欧州の会社の貢献が大きく、会議はドイツなまりの英語が半分くらい
3.日本は、日亜化学が世界でもダントツのシェアを持っているのだが、規格や共通部品テストの参加などでは消極的。
通常の日本の産業界の態度とあまり変わらない。
Solar電池の性能も向上してきたので、LEDの組み合わせで、昼間充電し夜3時間以上点灯する上着?が発表された。もちろん、電気の恩恵が受けられないところが、販売対象。 価格は$40 日本でのこの活動を支援しているGroupがあると聞いた。
それぞれの場所で、それぞれのエネルギーを自給する世界。 これは、分散ということで考えれば昔、メインフレームが中心だった時代に、パソコン(ワークステーション)ができたのに等しい。 分散、そして相互連携。
これからのキーワードである。
この会議も、ホテルに缶詰めになりながら、昼食のテーブルや、夜のレセプションがネットワーキングの時間。 いろいろな人と知り合いになれて良かった。 シリコンバレーのビジネスのやり方は、どこでも通用することを実感。
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